安眠CDに効果はある?もっと眠れる方法は..

音楽

一時期ブームになった「安眠CD」ですが、最近はあまり見かけなくなったような気がします。

私も以前、不眠がひどくて悩んでいた時期には、本屋に並んでいた安眠CDを購入したことがあります。もう数年以上前の話なので、はっきりとは覚えていないのですが、そのCDは快眠のハウ・トゥー本とセットになって販売されているものでした。

CDの中には、通常の音楽と比べると長めの曲(1曲が10分くらい)が3曲入っていたと思います。
ジャケットには、『3曲聴き終わる頃には、ほとんど確実に眠れる!』『著名なアーティストが演奏に参加している』というようなことが書かれていました。
本屋の棚の、一番目立つ場所に置かれていたこともあり、眠れないことに悩んでいた私は、ほとんど考える間もなくこれを購入したわけです。

音楽

結論から書けば、不思議とCDを購入したばかりの数日間は、確かに3曲聴き終わるまでには眠れていました。2曲目にはぐっすりと眠れていたので、3曲目に行き着かないのです。

しかし、時間が経つと、不思議と全く効果を実感することがなくなったのです。3曲聴き終わっても眠れない。仕方がないから、もう一回聴いてみようかな..というのが何度か続き、最後は結局、これじゃあ眠れないんだと気付き、半ば騙されたような気分になったものです。

安眠CDの効果って本当?

不眠に悩んでいる方にとって、音楽を聴いて眠れるのなら、これほど嬉しいことはないはずです。
結局のところ「眠れる効果」を実感できる音楽については、人それぞれの好みと、特定の「リズム」が大きく関係してきます。

音楽で寝つきが良くなる理由

ところで、そもそもの話として、音楽で寝つきがよくなるという事は本当にあり得る話なのでしょうか。このテーマについては、世界中で様々な研究が行われていますが、その結果は「イエス」でしょう。

ただし、そうは言っても先ほども書いたように、音楽の「好み」と「リズム」は人によって様々です。ですから、『この安眠CDを買えば眠れる!』というような商品に、あまり大きな期待をするのはオススメできません。魔法の安眠CDが本当にあるのなら、不眠症の患者さんがこんなに増加しているはずがありません。

魔法の安眠CDを探すよりも、あなたがリラックスできる音楽を、時間をかけて探す方がよほど近道です。そして、そうした音楽は別に「安眠CD」ではなくても良いということを、知っておいて欲しいのです。

音楽聴取における生理的・心理的影響の研究はこれまで様々に行われてきた。
ストレスフル社会において音楽等の外部刺激によって短時間でのリラックス・リフレッシュの実現は有意義である。
先行研究において心拍鼓動のリズムを有する音を傾聴すると生理的に影響を受けることが示されている。

出典:CiNii論文「運動および睡眠状態の心拍変動の特徴を持つ音刺激の生理的影響

例えば、上述の研究論文でも、心拍と同様のリズムの音楽を聴くことによって、生理的に心拍、呼吸が変化するということが認められたとされています。
これまでにも、過去の記事の中で説明してきた通り、睡眠と「リラックス」は切っても切り離せない関係にあります
脳がリラックスすることによって、自律神経系は睡眠に必要な「副交感神経」という神経を優位に活動させるからです。

難しい話になってしまいそうですが、つまり、脳が少しでも緊張状態や、興奮状態となっている場合、私たちはどう頑張っても眠れないのです。

落ち着いた、リラックスした状態となって初めて、睡眠は誘発され、そのためには音楽が効果的であるということなのです。そして、そのためには特別に「安眠CD」が必要なわけでもなく、私たちが普段聴いているような音楽でも、充分な効果が得られるはずです。

さて、それでは具体的にどのような音楽を選べば良いのでしょうか?

あなたが本当に「眠れる」音楽はどれ?

上述したように、「α波が出る音楽」「15分聞き続ければ必ず眠れる」などの売り文句は、あまり本気にせず、あなたにとって眠れる音楽を探してみましょう。
必要なポイントを以下に記しておきます。

  • 一定のリズムを刻む音楽
  • あまり刺激のない、ゆったりした音楽
  • とにかくリラックスする音源

リズムは、あまり速すぎないものを選びましょう。リズムがあるほうが、心拍や鼓動も安定しやすいはずです。
刺激の強すぎない音楽、と言っても、ここら辺は人それぞれの好みがあるはずです。ある人にとっては「うるさい」と思える音楽でも、別の人にとっては非常に心地よく感じるものです。これは、安眠CDに限った話ではありませんよね。

突き詰めれば、リラックスできる音源なら、睡眠を促すことができるわけです。私の場合、これが自然音になるのです。
色々と眠りに変化が起きる音楽を試してみたのですが、私が行き着いたのは海の音(波の音)だったのです。

波の音

考えてみれば、波の音は一定の緩やかなリズムを刻んでいますし、元々海が好きな私にとって、波の音は究極の癒しに繋がったようです。
もちろん、これが全ての人に当てはまるわけはなく、波の音を不快に感じる人もいるかもしれません。
山の中の自然音(鳥のさえずりなど)や、川のせせらぎが心地よく感じる人もいるでしょうし、ロックやダンスミュージックが心地よいと感じる人もいるわけです。

また、最近は古典的なクラシックの癒し効果も注目されていますね。「安眠音楽」と言われるCDを探すよりも、こうした世界的に評価の高い、著名な作曲家が作り出した、癒し効果の高いクラシック音楽を聴いたほうが、効果を実感できるのではないだろうかと思っています。
実際に私は、ドビュッシーの音楽を聴くと、睡眠の質が高くなる気がしています。

下の音楽は、ドビュッシー作曲の「月の光」です。夜に聴くとホッと落ち着いた気分になります。気分が高まって眠れない時には、おすすめですよ。

気力の低下と睡眠の関係 – 眠れなければ気力は落ちる

睡眠不足

睡眠が不足すると、なんだかイライラする。
イライラまではしなくても、やる気が出なかったり、気分がすぐれない、ということはあるのではないでしょうか。
きっと、誰でも経験済みだとは思いますが、睡眠が不足すると精神的に様々な問題が引き起こされます。

睡眠不足

睡眠不足は「気力」を低下させる

睡眠が、一体なんのためにあるのか?という疑問に対して、はっきりとした回答は今の科学の知識をもってしても、正確には解明されていません。
しかし、大方の見方では「脳の疲労を解消する」ということが、睡眠の果たす大きな役割だと考えて、間違いは無さそうです。
最近の研究では、脳に溜まった疲労物質を除去するのに、睡眠が非常に有効であるということも分かっています。

眠らない事で起きる、様々な問題

もし、あなたが毎日充実した日々を過ごしたいと本気で考えているのなら、睡眠をおざなりにしては絶対にいけません。
若い頃と、社会人になるくらいの年齢以降では、睡眠の質は大きく異なってきます。若い頃は多少寝なくても、短時間の睡眠ですぐに疲労が回復できたという人でも、20代を過ぎたあたりからは、事情がだいぶ異なってきた、という人は多いはずです。

これは、ごく自然なことなのです。年齢が若いほど、睡眠に必要なホルモン物質「メラトニン」の分泌量が高くなります。
一般的に、このホルモンの分泌量が多ければ、深い睡眠が得られるまでの時間が早くなると考えられています。若ければ若いほど、ホルモンの力も手伝って、短時間で質の良い睡眠を得ることができるというわけです。
そして、誰だって年齢を重ねれば、残念ながら睡眠に無理も効かなくなるのが現実なのです。

睡眠時間が短い夜が一晩だけなら、体の機能はほぼ正常レベルを保っている。調子が良いとは言えないが、他には何事もなく1日が過ぎるのが普通だ。睡眠時間が短い夜が二晩以上続くと、問題が顕在化しやすくなる。
もっともわかりやすい兆候はイライラと眠気が強くなることだ。
特に複雑な作業で効率が落ち始める。頭痛や胃症状、関節の痛みを訴えることが多くなる。

出典:「最高の睡眠が得られる方法」ローレンス・J・エプスタイン、スティーヴン・マードン

睡眠に関する研究は、世界各国で様々な方法で行われています。
睡眠時間が短くなると、思考力・集中力が低下し、感情が沈みがちになる(結果的に、気力が低下する)といった事は、どのような実験でも報告されていることです。
もちろん、精神面だけではなく、身体的にも様々な不調があらわれるということは、言うまでもありません。

とにかく、8時間の睡眠を確保すること

時計

私たち人間に必要な睡眠時間については、色々な見方があります。
人によって必要な睡眠時間はバラバラですが、ほとんどの人は、8時間程度の睡眠が必要だとされているのが、大方、今の医学の一般的な見方でしょう。
つまり、8時間以上の睡眠をとらなければ、気力も徐々に衰えていくというわけです。

しかし、この事実に反して先進国に住む人たちの睡眠時間は、徐々に減少しているのです。日本では、8時間どころか、6時間の睡眠をとることもままならない状況です。

日本人(東京)の睡眠時間は平均「5時間46分」。
ウェアラブルデバイスメーカーのジョウボーン社が、同社製品「UP」のユーザ数十万人から日々どのように活動し、睡眠を取るのかを追跡した結果、日本人の睡眠時間は世界で最も短いことが分かった。

出展:ニュースフィア

上述されているように、日本人の睡眠時間は世界一低い、という非常に残念(不名誉)な結果さえ報告されています。

あらためて強調するまでもありませんが、睡眠不足が短ければ、気力も体力も衰えてしまい、明るく健康的な生活を過ごすことができなくなってしまうのです。
それでも、私たちが睡眠時間を削り、テレビやスマートフォン、果ては仕事にまで時間を費やしてしまうのは、本当に不思議なことではないでしょうか?
もちろん、時に遅い時間まで遊んでみたり、充実した夜の時間を楽しむことも大切です。しかし、健康を著しく害してまでこのような事に時間を費やすのは、視点を変えれば本当に勿体ないことだと感じてしまいます。

深い眠りを得られる!日本製の安心サプリメントは?

睡眠が浅い「寝てるのか起きてるのか分からない」本当の理由

横になる女性

布団に入っても深い眠りに落ちることができずに、何度も目が覚めてしまうことはありませんか?
何度も繰り返し目が覚めてしまうと「寝てるのか起きてるのか、よく分からない」状態になることがあります。

特に、ストレス性の不眠に悩んでいる方に多く見られるのが、本当は、多少は眠れているはずなのに「全く眠れていない」と感じてしまうことです。

  1. 悪い夢を何度も見てしまい、断続的に目が覚めてしまう。
  2. 何度も時計を確認してしまい、焦って目が冴えてしまう。
  3. 明け方近くにならないと、眠ることができない。

強いストレスを感じていると、どうしても脳が緊張状態になってしまいます。悪い夢を見たり、眠りが浅くなってしまう理由の多くに、精神的なストレス、プレッシャー、うつ病の初期症状などがあります。

眠りが浅くなる原因は、どこにある?

あなたの睡眠が浅く、何度も目が覚めて、ほとんど眠った気がしないのだとしても、私はあまり驚きません。そうした人は、今の時代にはとても多いですし、私自身がそうした症状に長く悩んでいたからです。

眠りが浅くなる「原因」を探しはじめると、考えられる原因は無数に存在します。お昼に飲んだコーヒーや、室温、騒音にスマホの光。
そして、その原因に合わせて対処方法は変わってきます。単純に、眠が浅いならこうすれば良い、とは断定しづらいのが現実です。

私の場合、眠りが浅くなった原因は、やはり仕事の人間関係に関するストレスでした。それから、元々夜型に近い生活をしていたために、睡眠のリズムが崩れていたことも大きく関係しています。
私と同じように、何らかのストレスと、睡眠のリズムが崩れていることが原因となり、眠りが浅くなっている人はとても多いのではないでしょうか。

夜中に目が覚める

浅い眠り、「悪夢」と「焦り」

ストレスからくる不眠の厄介なところは、眠れないことが余計に不安やイライラを引き起こし、眠りの質がどんどん悪くなっていくことです。

これまでも何度か説明しているように、眠れなかった次の日は、精神の状態は非常に不安定になります。気分はネガティブになり、集中力や思考力は極端に落ちていきます。
仕事での失敗が増えたり、人間関係も円滑に運ばなくなるものです。こうなると、余計に気分が落ち込んでしまい、睡眠に支障をきたしてしまうことは、言うまでもありません。

心配や不安で寝つきが悪くなると、悪夢を見たり、焦って何度も目が覚めてしまうことが増えていきます。布団に入ると緊張感が増してしまい、余計に脳が覚醒してしまうのです。
何度も何度も目が覚めてしまううちに、自分が本当に眠れているのか?寝ているのか起きているのか分からないという状態に陥ってしまいます。本当は多少眠れていても、全く眠れた気がしない状態です。

こうしたひどい不眠の場合、実際には脳が休息する深い睡眠(ノンレム睡眠)は、ほとんどとれていません。浅い睡眠しかとれていないわけですから、全く眠っていないかのように感じてもおかしくはありません。
このようなひどい不眠にまで発展すると、日中の気分は最悪な状態が続きます。ほとんど、集中して仕事をすることは不可能でしょうし、昼間は眠くて仕方がないはずです。

寝てるのか起きてるのか分からない不眠 – 睡眠薬に頼るべき?

薬

上述したようなひどい不眠症の場合、病院に行けば当然のことながら睡眠薬の処方を勧められるでしょう。
ここからは、私の個人的な意見も混じってしまいますが、睡眠薬や睡眠導入剤、もしくは精神安定剤のようなものを服用するべきかどうかについては、しっかりと考えることが大切です。

私自身、長い間睡眠薬に頼り続け、最近やっと睡眠薬をやめることができました。
心配や不安で眠れない症状は、もしかすると全般性不安障害といった、心の病気の類いも考えられます。
睡眠薬を飲むと、その時は確かによく眠れるのですが、精神的に睡眠薬に強く依存してしまいます。そうなると、睡眠薬をやめることが非常に難しくなってしまうのです。

これは、マイスリーやハルシオンといった、比較的軽い睡眠薬(睡眠導入剤)にも当てはまることです。むしろ、軽い睡眠薬・睡眠導入剤の方が、安心して使ってしまうものです。さらに、こうした薬の場合、本来的には心の安定を促すために使うものではありません。
しかし、患者さんもお医者さんも気がつかないうちに、気分を落ち着けたり、心地よい気分を得るために、こうした薬に依存してしまうことがあるのです。

お医者さんが「大丈夫」と言ったからと言って、安心するのは考えものです。事実、私自身がそうでしたが。
お医者さんが「依存症がない」「安全」と言っても、強い依存症や離脱症状に苦しんでいる患者さんは沢山いるのです。

なるべくなら、睡眠導入剤や睡眠薬、安定剤に頼らず、自分の力や、家族に協力してもらって解決するのが一番の方法です。あなたの不眠症の原因がストレスだとしたら、どうすればそのストレスは解消できるのでしょうか?
仕事や人間関係の悩みは、根本的に解決できないものでしょうか?ストレスを解消し、睡眠の質を高める方法として、毎日運動をすることはできませんか?

最近では、睡眠の質を高めるために、自然な成分で作られた安全なサプリメントなどが販売されています。まずはこうしたものを試してみて、それでも解決できないのなら、睡眠薬を検討してみるというのも、良いかもしれません。

自然な成分で作られた、安心の不眠対策サプリメント

あなたの睡眠が浅い理由はどこにあるのでしょうか?その理由は、もしかすると病院に行かなくても改善できるものではありませんか?

眠りを深くする「たった1つのルール」- 現代人に必要な事

質の良い睡眠

あなたは、「睡眠負債」という言葉を聞いたことはありますか?
年齢を重ねていくと、どうしても睡眠が浅くなり、深夜や明け方に目が覚めると言った悩みに苦しむことが増えていきます。

老化と共に睡眠が浅くなってしまうことは、ホルモンの分泌の関係上、ごく自然なことではあります。しかし、それ以前の問題として「睡眠についての基本的な知識」を知っていない為に、眠りの質を落としてしまっている人が多いのです。

先ほどの「睡眠負債」の概念は、年齢を重ねるたびに疎かになってしまう、睡眠のことを理解するための基本的な考え方です。

質の良い睡眠

あなたの眠りが浅すぎる、本当の理由

睡眠負債という言葉に馴染みがない方のために、簡単にこの考え方を説明しておきます。
「負債」というのは、もちろん「借金」のことを意味しています。お金が足りなければ、その分を借りてくる。不足した分は徐々に積もっていき、生活を圧迫していきます。

睡眠負債も、これとよく似た現象を引き起こします。つまり、寝不足が続けば続くほど、どんどん生活が苦しくなっていきます。睡眠の場合、生活というよりは健康が損なわれていくわけです。
睡眠負債が貯まれば貯まるほど、日中の眠気や気分の悪さ、頭痛、胃腸の不具合などの症状に悩まされますよね。きっと、不足に伴うこうした症状は、誰しも一度は経験があると思います。

それでも、「負債」は返せばラクになります。借りたお金は、そのまま借り続ければどんどん増えていきますが、短期間で返済することもできるわけです。
睡眠についてはどうでしょうか?同じように、睡眠負債も積もり積もった「寝不足」は、そのまま増え続ければ大きな問題となりますが、比較的短期間で返済することができます。
具体的には、あなたが必要な睡眠時間よりも、毎日1〜2時間長く眠る(返済する)ことを、数日間続けるだけでも、十分に返済できるのです。

ただし、ここで少し気をつけなければいけないことがあります。
それは、溜まった寝不足を解消するために昼寝をしてしまったり、不規則な時間に眠ったりしてしまうという行動です。
こうした、睡眠の規則的なリズムを崩してしまうような行動をとると、本来眠りたい時間になっても眠りが浅くなってしまったり、夜中に目が覚めてしまったり、眠ろうとして寝つけなくなってしまうのです。

深い眠りには「規則的なリズム」が必要不可欠

時計

深くて健全な睡眠を得るために、「絶対に必要なルール」は、実はたったひとつだけです。それは、『習慣』として、健全な睡眠のサイクルを毎日維持することに尽きます。
こう書くと少し難しそうに聞こえますが、しっかりと早起きをして、夜は早く眠ってしまう。ただそれだけで良いのです。ただし、お昼寝はいけません!

昼寝は、15分〜30分程度なら、深い眠りに落ちることはありませんから、問題はないのです。
しかし、30分以内で済めば良いのですが、ほとんどの人はそれ以上に寝すぎてしまうのではないでしょうか?
前日の眠りが浅くて眠れなかったから、昼寝が長くなってしまう。そうすると睡眠のリズムが乱れてしまって、余計に夜の時間の睡眠が浅くなってしまうのです。これでは、悪循環ですよね?

あなたが、夜の眠りが浅いことで悩んでいるのなら、まずやるべきことは、規則的な睡眠のリズムを確立することが必要不可欠なのです。

  • 朝は平日も休日も関係なく、決まった時間に早起きをすること。
  • 眠くなっても、昼寝はしないようにする。
  • 夜は早く眠る。なるべく8時間程度の睡眠をとるようにする。

とってもシンプルな方法ですよね。。ですが、現代に生きる私たちにとっては、実践しようとすると、本当に難しいのです。
仕事や付き合いのある方は、どうしても夜の早い時間に布団に入るのは難しいでしょう。眠る時間が遅くなると、朝の早起きは本当に辛いものです。

頑張って早起きすると、お昼頃にどうしても眠くなります。それでも、眠りが浅い人は、「まずはここから」だと思って、上の3つのことを真剣に実行してみてください。
しっかりと、強い意思を持って、夜のお付合いやテレビを観る時間を削ってしまいましょう。

長年睡眠薬に頼ってきた私ですが、こうした地道な努力をコツコツと重ねていくと、本当に、自然にぐっすりと眠れるようになるものです。
まずは、あなたにできることからやってみませんか?

自然な眠りを促す、おすすめのサプリメントを紹介します!

 

不眠症で、老化・認知症が進む?!睡眠との意外な関係とは

イライラ

前日に眠れなかったから、今日はなんだか疲れやすい、体調がすぐれない。そんな経験は誰にでもあると思います。

客観的な研究や実験でも、睡眠不足がすぐに体調不良に結びつくのは明らかにされています。睡眠の質が落ちれば(不眠の状態が続けば)肥満糖尿病心筋梗塞など、心臓の疾患に結びつくことも統計によって明らかにされています。

賛否両論はあるようですが、医学的にも睡眠時間が短ければ死亡率が高くなるという事は、ごく当然のこととして捉えられています。様々な研究や統計データが、そのことを示唆しているからです。

睡眠障害

2004年に睡眠学専門誌『スリープ』に発表された研究によると、一晩の平均睡眠時間が5時間未満の女性は、7時間睡眠をとった女性より死亡率が有意に高かった。

出典:「最高の睡眠が得られる方法」ローレンス・J・エプスタイン、スティーヴン・マードン

最近では「睡眠時間は8時間以上でなければ、健康を害する」といった情報は、一般的になりつつあります。しかし、これに反論する意見も多数取り上げられているのも事実です。
その理由のひとつが、必要な睡眠時間は人によって全く異なるということでしょう。

長時間の睡眠を必要とする、ロングスリーパーと言われるタイプの人もいれば、ごく短時間の睡眠で十分に生活できる、ショートスリーパーと言われる人もいます。
例えば、ショートスリーパーの人にとっては、6時間(人によっては5時間)の睡眠でも、十分に熟睡感を得ることができます。

ただし、理解しておかなければいけないのは、こうした人たちは非常に稀(まれ)だということです。ほとんどの人にとって、最適な睡眠時間は8時間程度です。6時間や7時間では、睡眠時間は足りていないのです。
そして、先ほども記載したように、睡眠時間が足りなければ、その分様々な病気のリスクが高まります。

最適な睡眠を得ることができない「不眠症」という病気は、結果的に病気や老化を進行させ、寿命を縮めてしまうのです。

寝不足が引き起こす「老化現象」

ここに、睡眠不足と老化に関する、興味深い研究データが存在します。

ある研究では、一晩の睡眠時間を4時間まで短縮し、それを数晩続けたところ、代謝に変化が表れた。
その変化は自然な老化で見られるのと同じもので、過食と体重増加に関連するホルモン値が上昇した。

出典:「最高の睡眠が得られる方法」ローレンス・J・エプスタイン、スティーヴン・マードン

この研究では、睡眠時間を削ると「老化現象」と同様の現象が確認できた、というものです。

寝不足の日が何日か続くと、集中力や思考力の低下胃腸の不具合血圧の上昇など、様々な不調が即、あらわれます。そう考えると、上記のような「老化現象」が引き起こされても、なんら不思議ではありません。
こうした理由から、睡眠不足は高い確率で「私たちの寿命を削る」という事について、異論はないでしょう。

また、近年の研究では、睡眠不足が老化の促進だけではなく、認知症の進行さえも早めているという事実が明らかになり始めています。

睡眠不足が「認知症」を進行させる?!

脳

2013年の「ニューズウィーク – 日本版」に掲載された記事には、認知症と睡眠の関係について、興味深い研究データが掲載されています。

この記事によると、ロチェスター大学(アメリカ・ニューヨーク)医学センター の研究チームは、人間の脳が、眠っている間に認知症の原因となる「不要な老廃物(ベータアミロイド)」を除去していることに注目しました。

これ(不要な老廃物=ベータアミロイド)が脳から除去されないと、だんだんと経路が詰まってニューロンの伝達システムが崩壊してしまう。
そして、ベータアミロイドの蓄積を防ぐ唯一の有効な手段が睡眠だ、というのが専門家の見方だ。

出典:「ニューズウィーク – 日本版

つまり、睡眠によって脳の不要な老廃物(ベータアミロイド)が除去されることにより、神経細胞(ニューロン)の伝達を健全に保つ、というわけです。
私たちの脳内は、神経細胞同士が電気信号を送りあうことによって、考えたり記憶したり、記憶を書き換えたりできるのです。

この、神経細胞同士のやりとりが上手くできない(細胞が死んでしまったり、減少する)のが、認知症の主な原因です。
その原因が、脳の不要な老廃物(ベータアミロイド)にあり、これを除去する役割を、睡眠が果たしているというのが、研究チームの考えです。

睡眠不足が認知力の低下などを招いたりする可能性はあるのだろうか?チェイスラー(ハーバード大学 医学大学院)の答えは「イエス」だ。
「神経細胞がエネルギーを燃焼させたときに生じる副産物は、神経細胞にとって有毒であり、除去しなければならない。この除去プロセスは睡眠中のほうが覚醒時より20%も効率がいい」と、チェイスラーは言う。
「アルツハイマー病の患者に睡眠障害のある人が多いことは知られているが、この論文は初めて、睡眠障害がアルツハイマーの原因の1つである可能性を示したといえる」

出典:「ニューズウィーク – 日本版

これまで、「睡眠は一体なんのために存在してるのか?」という問いに対して、明確な答えは示されてはいませんでした。この「新しい発見」は、脳科学の発展に新しい革命をもたらしているようです。

早寝早起きを心がけ、毎日8時間程度の睡眠を確保するということは、老化や認知症を防ぎ、健康で長生きをするためには欠かせないことなのです。