朝起きたら、胸が苦しく、吐き気がする。
身体がだるく、起きるのが辛くて、どうしても布団から出たくない。
朝が来ると絶望的な気分になる。
自分でも一体なぜこんな症状に苦しまなければならないのか、当の本人も原因が分からない、こうした症状。
残念ながら、周りから見ると、朝起きれないのは「本人が怠けているから。」「..きっと不規則な生活をしているに違いない。」または「意志が弱い」などの言葉で片付けれてしまう事があります。
一番辛いのは本人だけれど..
そう考えてしまう人がいる事は、仕方の無い事なのかもしれません。
しかし、1番辛いのは、間違いなく当の本人です。
何故身体がだるいのか分からない。精神的に辛い理由も分からない。更に、人に説明しても理解されない。一体原因はどこにあるのでしょうか。
意外に多い、隠れうつの患者
こうした症状で、内科的な理由が見当たらない場合は、「隠れうつ」つまり、うつ病の初期症状を発症している事が多いそうです。
特に気をつけなければいけないのが、朝起きれない事で自分を責めてしまい「自分はだらしない」「自分はダメな人間だ」と、自責の念にかられてしまうことです。
特に、小さい頃から「寝坊は悪い事」「寝坊はだらしない」と、言い聞かせられていた人ほど、このような自責の念に陥りやすいと考えられています。
自分では気付かないのが隠れうつ
ところで、うつ病だからと言って、なぜ朝になると胸が苦しくなったり、身体がだるくなるのか、不思議に思う方もいるかもしれません。
これは、隠れうつの症状で、不安や憂うつ感などのストレスで、自律神経が乱れてしまうことに原因があります。
自律神経が正常に働かなければ、身体の様々な器官に、原因の分からない不調を引き起します。
身体的な症状を伴って、始めて病院を受診し、その時になって始めて、うつ病が原因だと分かるケースが増えているようです。
中でも多いのが、胃腸や胸の辺りの違和感などです。
まさか、自分がうつ病なわけない、、と思っている人にこそ、心療内科などを受診してみる事をおすすめします。