生きている時間の三分の一は、睡眠時間です。
その時間を有効に快適に過ごすためにも、「眠る」ということにはとことんこだわりたいと思っているのは、きっと私だけではないはずです。
自分に合った枕や肌触りのいいシーツなど、厳選しているつもりですが、以外と盲点なのは「寝る時の服装」。
寝具には気を配っているものの、寝間着にはあまり気を遣っていない方も多いのではないでしょうか。
では、朝までぐっすり眠るために、どんな寝間着が適しているのか?お教えしましょう。
快適に見えるジャージ、フリース。実は…
睡眠の質は、部屋や布団の中の湿度、温度によって大きく左右されます。
ですので、寝る際に身につけるものの着心地や保温性、通気性はぐっすり寝るための重要なカギを握っています。
ジャージやフリース素材のパジャマを選んでいる方がいますが、実はあまりおすすめできません。
ジャージはごわごわした肌触りに加え、袖口が詰まっているので、通気性が悪く、安眠の妨げになります。
保温性に長けたフリースは、アクリルなどの化学繊維でできているので、熱や湿気がこもりやすいのです。
また、同じ寝間着を何日間も続けて着ている人がいますが、寝ていても何度も寝返りをして動いているので、知らぬ間に汗をかいています。
その日の汗や湿気を吸った寝間着は、普段着と同じようにこまめに着替え、清潔感を保ちましょう。
綿、シルク、ゆったりサイズが最適
寝間着の一番の役目は「睡眠中の汗を吸収してくれる」ことです。
素材としては綿やシルクなどがおすすめです。また寝ている間の動きを妨げないよう、ゆったりとしたサイズのものを選びましょう。
やはり、寝間着として販売されているものが、睡眠に適したデザインや素材で作られているので一番いいでしょう。
夏場は、ノースリーブのネグリジェやキャミソールで寝ている方もいるようですが、腕は意外と冷えに敏感なので、袖のあるデザインを選んだ方がよいでしょう。
また裸に近い格好で寝るのは、汗が体にまとわりついて不快感が増します。
薄手の寝間着を着た方がより快適で熟睡できます。
快眠カラーで睡眠をエンジョイ!
着ている素材だけでなく、快眠効果の期待できる「色」も工夫されてみてはいかがでしょうか。
おすすめは、緑色系、黄色系、青系、オレンジ系です。
何色か揃えておいて、その日の気分に応じて着替えたり、寝具とコーディネイトしても楽しいかもしれませんね。
睡眠に最適な湿度は50%。寝具や寝間着で布団の中の湿度を上手に調整しながら、お部屋も加湿器やエアコン、また濡れたタオルを利用して心地よい眠りを手に入れましょう。